ラジオ出演

まとめての活動報告です。

2017年2月21日朝9時過ぎにMRTラジオ「バリッと!朝 ボランティアワールド」にチョコっと出演しました。パーソナリティは伊賀透浩、高瀬みち子両アナウンサーで、お二人の滑らかなおしゃべりに、つい聞き惚れてしまいました。
MRTラジオ出演
その時の原稿です。

  • 今日は宮崎市のNPO法人「みやざき教育支援協議会」理事長の亀澤克憲さんにお話を伺います。
  • (挨拶)
  • Q.1 自己紹介をお願いします。
  • A.1 県立学校の事務職員として、長年、コンピュータ室の整備やパソコンなどICT機器の整備を担当してきました。その経験を活かして、退職後、教育の情報化のお手伝いをしようとNPO法人を立ち上げました。
  • Q.2 目的を教えて下さい。
  • A.2 今、学校現場は授業や校務でICT機器を使わざるを得ません。しかしこれをサポートする人がいません。そこでそのサポートを通して、児童生徒や教職員のICT活用力の向上、校務の情報化などを支援し、教育の情報化の安全かつ速やかな普及発展に寄与することを目的にしています。
  • Q.3 活動内容を教えて下さい。
  • A.3 大きく三つあります。ひとつは教育の情報化に関わる調査研究です。多くの人に集まってもらい教育の情報化に関する研修会を開いています。二つ目は学校現場でのICTサポートです。校務システムやホームページのお手伝い、ICT機器の利活用相談などで学校を回っています。三つめがキャリア教育です。地域防災に関わって高校生による聞き書きや熟議を宮崎公立大学と共同で行いました。最近では、子ども若者の貧困対策として、eラーニングによる学習支援やICT資格取得のためのサポートを行っています。
  • Q.4 10年ひと昔と言う言葉が、3年ひと昔や1年ひと昔になりそうなほど、情報社会・情報化が急速に進んでいます。
  • A.4 情報の量とスピードが格段に上がりましたね。自ら発信した情報が一瞬のうちに世界に拡散していきます。それだけに自分の考えや使う目的をしっかり持っていないと大変なことになります。学校現場ではその状況や仕組みを教えていますが、ネットワーク管理も含めて人材が不足しています。
  • Q.5 教育現場はコンピュータや電子黒板、児童・生徒達の世界にはスマホなどが入り込んでいます。子どもたちには、これらを使いこなす、活用できる能力が求められています。
  • A.5 機器の操作は先生も生徒も面白ければすぐに覚えます。ただ便利な機能があっても操作が面倒だと使われません。機器に慣れるのは子どもたちの方が早いです。ただ、情報モラルやセキュリティとなるととても弱いです。ICT機器を活用する能力は、操作はもちろんですけど、その目的や使い方が大事だと考えています。
  • Q.6 教育現場だけではとても対応できないでしょう。
  • A.6 インターネット上にはいわゆるデマ情報もあふれています。それらを鵜吞みにしない判断力が求められます。またFaceBookやLineで自らのプロフィールをどこまで公にするかの判断も大事です。それって事実?みんなに見られて大丈夫?という周りからの声掛けが必要でしょう。ネット依存やゲーム障害も含めて、子どもたちをひとりにさせないことがとても大事になってきています。
  • Q.7 参加された教職員や子どもたちの感想は。
  • A.7 ボランティア活動は皆同じだと思いますが、参加することでいろんな人と話す楽しさ、面白さに気付いたといった感想は多いですね。世代や地域、職種を超えていろんな人たちが集まり、ひとつのテーマで話し合う熟議は好評でした。初めて出会う人たちから異なる意見や考えを聞くことで、新たな発見や感動がたくさん生まれてくるようです。
  • Q.8 3月12日(日)13時30分から「子ども若者の貧困を考えるシンポジウム」を開催される予定です。内容を教えて下さい。
  • A.8 これは一般社団法人みやざき公共協働研究会との連携事業ですが、国の助成金で「生活困窮世帯への居場所づくりと学習支援事業」を行っています。その報告会を兼ねて、講演やシンポジウムを開催します。貧困の具体的な事例を通して支援のあり方や課題を、誰でも自由に発言できる井戸端会議方式でやりたいと考えています。(以下、略)

緊張しましたが、あっという間の7分間(位)でした。アナウンサーお二人と