ファシリテーションの肝

1月12日(土)「ファシリテーションの肝。やり方・あり方・使い方!!」が、日本のパイオニア的ファシリテーター・青木将幸氏を鹿児島に招待して、かごしま県民交流センター で開催されました。

「会議が変われば社会が変わる」青木氏のキャッチフレーズですが、日常的に行われるさまざまな話し合いが本当に効果的に行われているか、それを見直す良い機会になりました。

以下は、開催者の石川世太氏の開催趣旨からです。

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・参加者みんながたくさん発言できるミーティングにするには?
・どうしたら効率のよい話し合いの時間を過ごせるだろうか?
・「また行きたい!」と前向きに参加できるミーティングって?
・参加者同士の対立や、感情的にぶつかるシーン、どうしたらいい?

こんなときに力を発揮するのが、「ファシリテーション」です。
 
「ファシリテーション」はとても広い概念ですが、一つの表現として、「話し合いの場において、参加者一人ひとりの可能性を引き出し、より有意義な機会にすること」と言えるかなと思います。

「ファシリテーションシップ」を持った人たちが世の中に増えたら、いろんな社会課題が自然と解決していくんじゃないかなと感じています。

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30名ほどの人たちが九州各地から参加し、グループ分けしながらワークショップが進行しました。

当日の青木将幸氏のコメントから印象に残った言葉です。

・どの場でも、最適の人の巡り会いである。
・会議の準備は、資料ではなく、よき問いが肝心である。
・ファシリテーターは常にニュートラルな状態であること。
・会議はことばよりも、感情と関係性が優先される。
・反対意見をいうとき、前置きはとても有効である。
・それぞれの意見が理解、納得されたか確認する。
・異なる意見もフィードバックし、安心感を得れば、満足感につながる。
・どんな些細な意見も聞いてくれる人がいると場が和む。
・ゴールイメージをしない。(結論を急がない)

その他、会場設営、茶菓子飲み物、音楽、休憩、メモ書きなど、ファシリテーションの手法をいろいろ学びました。要は「人を大切にする」ということですね。