聞き書き地域防災「熟議」

IMG_639112月25日(水)に「ひむか協働商談会」が宮崎市民プラザで開催され、参加してきました。

これは市民活動団体・行政・企業・地縁組織等が一堂に会し、情報交換をするなかで「住みよい宮崎市づくり」を目指すものです。

この商談会は5回目になりましたが、今回は80団体、約150名の関係者が集まり、これまでにない熱気と広がりを感じました。

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NPO活動も今や他団体との連携、協働の時代に入っています。それぞれの特徴を活かしながら、協力して活動することが肝要になってきています。

 
本会も5~6団体との方と交流し、相互に協力できそうな相手も見つかりました。今後の活動に、ぜひ、連携していきたいと思ったところです。

IMG_6393IMG_636312月21日(土)に、ぴ~すけハイスクール「高校生による聞き書き地域防災」の第二回熟議が宮崎公立大学で行われました。

高校生、大学生、一般を含めて47名の方が参加され、これまでの聞き書き報告をもとに参加者でテーマを設定し、熟議を行いました。

 

 

IMG_6348参加校は延岡高校、延岡商業高校、本庄高校、宮崎日大高校、宮崎大宮高校、宮崎商業高校、宮崎工業高校、都城西高校の8校でしたが、延岡地区と都城地区はグーグルハングアウトを用いてWeb中継で参加してもらいました。

聞き書き報告を聞くと、その関心の広さと問題意識の高さに驚かされました。実に多様な課題を見つけてくれていました。防災をきっかけに地域の、あるいは生活の有り様まで踏み込んでいるようでした。

 

IMG_6350それを受けて各テーブルでのテーマ設定は「地域での繋がりを強めるには」「理想の避難所とは」「避難訓練はどうあるべきか」「地域とのコミュニケーションを図るには」「高校生の防災意識を高めるには」「若い人を呼び込むためには」などが上がりました。

釜石の奇跡や悲劇を参考にしながら、ワールド・カフェで真剣に論議されました。「本音で語ろう、ぶっちゃげトーク」や各テーブルでの意見をシェアしながら、時間が足りないくらいでした。

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アンケートを見ると、やはり他校の聞き取りが刺激になったり、意見交換に楽しみを見出したり、何よりWeb中継での参加に興味を示した生徒もいました。

 

 

 

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主催者として最後に挨拶に立った辻利則教授は「新しい動きを出すためには、既存のシステムを壊すことも必要になる」として、現状に対する疑問や問いかけを忘れずにこれからも行動して欲しいと呼びかけました。

 

 

 

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今後もこの取り組みは継続していく予定です。IMG_6393