本から始まる交流

宮崎県教育庁生涯学習課による「本から始まる交流」事業を受託しました。

この事業は、「子どもから大人まで生涯読書に親しむみやざき県づくりの一環として、県民による主体的な、本を介した大人の読書交流の場づくりやその充実をモデル的に推進することを目的」としています。

今回の企画では「勝手に文豪を読み直すミニ講演会」と題して、以下のようなコンセプトで作成しました。具体的な講師や内容はこれからですが、ぜひ、ご期待ください。

1、目的やねらい
引っ込み思案でシャイな宮崎県民にいかに読書熱を焚きつけるか。ワンパターンな講演会や朗読会、ワークショップでは新たな読者層は広がらない。雑多な街角で大道芸人的なトークショーを繰り広げ、誰でもが参加できる読書交流の場を創設する必要がある。

2、企画の概要
銘打って、街角トークショー「勝手に文豪を読み直すミニ講演会」。多職種、多分野の人に呼びかけて、好きな作家と作品を選び、自ら関心のあることを語る。さらに気心の知れた仲間2,3人でトークショーをやり、その後、フロアも参加して談論風発する。

3、実施計画
毎月第二土曜日の午後3時から約3時間、宮崎南駅前アーケード街の多目的貸空間「束なる」で、1回30名ほどで行う。ライブ感を出すため、出入り自由、飲み食い自由、撮影OKとし、SNSなどで拡散する。参加費は無料とする。9月~1月、連続5回を予定。

4、取組による効果
図書館に行ったことのない層をいかに図書館に向かわせるか。街角ライブで本や雑誌をネタに気楽に交流できれば、読書に関心のない層も引き込める。各地の寄り道サロンをブックカフェ化し、そこで図書館の活用や読書の魅力を話し、図書館へとつないでいく。

5、委託期間終了後の展開
様々な分野の人たちに呼びかけ、街角トークショーを恒例化する。ワンコインの読書ライブとして、SNSなどでもグループを作り、読書交流の場を広げていく。様々なグループが連携し、寄り道サロンをさらにサテライト図書館化し、地域づくりに活かしていく。